新聞やニュースで出現する機会がどんどん増えている「SDGs」の意味と内容を、図解で紹介します。
結構前からですが、SDGsという言葉を目にする機会が増えました。
また東京大学では、サステナビリティ論という授業も開講されています。
本記事ではこれらのサステナビリティに関するワード、SDGsについて図解で紹介します。
SDGsとは
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称です。
日本語でsustainable(サステナブル)とは、「持続可能な」という意味です。
「持続可能な」という意味が分かりにくいので、簡単に説明します。
例えば、石油資源に頼る社会は、石油が枯渇すると持続できないため、持続可能な社会ではありません。
また海をどんどん汚染させる社会は、水産物資源(漁業など)が持続できないため、持続可能な社会ではありません。
こうした社会ではなく、地球環境を汚染・略奪することなく、永続的に繁栄できることを「持続可能」と言います。
そのため、SDGs(Sustainable Development Goals)を直訳すると「持続可能な開発目標」を意味します。
直訳では分かりにくいので、私なりの意訳では
SDGsとは「世界中の皆で目指す、永続的な社会・地球環境を構築するための目標」
です。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されました。
SDGsは5つの分野の、17の目標から成ります。
これらの目標は世界の人々がみんなで協力して目指していこう!!と合意したものであり、とても大切な内容です。
それぞれについて説明します。
SDGsの各目標内容
SDGsは5つの分野とは
・People(人間):世界の貧困をなくす
・Prosperity(繁栄):「つづく経済」をつくる
・Planet(地球):環境を守り育てる
・Peace(平和):SDGsを実現する仕組み
・Partnership(協働):SDGsを実現する資金と協力関係
です。
[参考1:http://www.japanfs.org/ja/projects/sdgs/、参考2:http://www.sdgscampaign.net/]
各目標を紹介します。
・People(人間):世界の貧困をなくす
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロに
③すべての人に健康と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダー平等を実現しよう
⑥安全な水とトイレを世界中に
・Prosperity(繁栄):「つづく経済」をつくる
⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに
⑧働きがいも経済成長も
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられるまちづくりを
・Planet(地球):環境を守り育てる
⑫つくる責任つかう責任
⑬気候変動に具体的な対策を
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう
・Peace(平和):SDGsを実現する仕組み
⑯平和と公正をすべての人に
・Partnership(協働):SDGsを実現する資金と協力関係
⑰パートナーシップで目標を達成しよう
の目標が掲げられています。
まとめ
SDGsは約2年前、2015年9月の国連サミットで採択さました。
どんどん普及しはじめてきましたが、アメリカのトランプ政権の動きはこれに逆行します。
トランプ大統領は温暖化対策に向けた温室効果ガスの国際規制であるパリ協定から離脱を決定しました。
合同経済圏構想であったTPPからも離脱し、自国主義の二カ国協定に方向を向けています。
テクノロジーの進化はSDGsを進めていますが、人間と政治がSDGsに対して逆行している、そんな2017年上半期であったように感じます。
「いまいちどSDGsを意識する必要があるのでは?」そう思い、このタイミングで記事にしてみました。
ご一読いただきありがとうございます。
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